1%の壁は必ず破られる

恵泉キリスト教会 牧師 千田 次郎

1996年に、山形で最初の教会増殖ネットワークの試みが始まったとき、ボブ・ローガン師より、この働きは将来日本全国に広がることがビジョンであると告げられました。その時、ローガン師は、ネットワークが全国に広がった時には、山形で最初に関わった五つの教会の主任牧師たちが、バルナバ役として全国どこにでも無報酬で奉仕するように、とチャレンジして下さいました。当然私たちはそのチャレンジに、「ハイ。」と答えました。何とその後、次の教会増殖ネットワークが、北海道と沖縄で同時に始ったのです、ローガン師のビジョンを受け継いだ牧師たちが、二人ずつチームをつくり、北海道と沖縄にバルナバに出かけて行くことになりました。2002年から2004年の3年間、北海道と沖縄間を超特割りの航空券を使い、北海道に行った足で沖縄に、あるいはその逆のコースで集会の日を一日ずらして移動したのです。

三年間、上空から日本列島を見続けました。その時、必ず神様がこの日本を祝福してくださり、教会増殖のネット(網)を日本全国にかけてくださり、あちらこちらの町や村に教会を生み出してくださると言う確信が与えられました。このビジョンの中で教会増殖ネットワークの働きは進んでおります。このビジョンの実現のためには、ネットワークが、さらに次のネットワークを生み出すことが必要です。また、ネットワークに関わった先生方の中から、次のネットワークのバルナバ役として奉仕してくださる先生が起こされることが求められています。

ある教会で「皆さんの教会はどこにありますか?」という質問をしました。「皆さんが教会堂に集まっているこの時は『教会はここにある』わけですが、皆さんが帰ったら教会はどこにありますか?」とさらに聞きました。「ここにあるのは教会堂があるだけで、ここには教会はないのです。皆さんが帰っていったら、皆さんの家々、町々、そこが教会です。そこに神の教会、神の家族共同体を生み出すために一週間の歩みへと遣わされて行くのです。その自覚を持つことが大切です。それぞれの家々、町々、働いている職場、学んでいる学校、そこにイエス様を中心とした神の家族共同体ができていくのです。そこで本気で生きる、その地を祝福して行く、学生なら一生懸命勉強する、職場でなら誰にも負けない仕事をする、そしてそこに祈りのグループ、神の家族共同体を作っていく、主が『ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです。』と言われるように、そうして教会が至る所にできていくのです。」

そのような訓練ができていたら、誰かが他の地に移動したときには、そこに教会ができていきます。どんどん派遣して、至る所に教会が生み出されるようになるのです。今日のこの集会のために、主にみ言葉を求めました。主は次のみ言葉をくださいました。

まことに、あなた方に告げます。もし、からし種ほどの信仰があったら『この山に、ここからあそこに移れ』と言えば移るのです。どんなことでもあなた方にできないことはありません。(マタイ17:20)

「この山」すなわち、クリスチャン人口1%の壁(orギャラップ調査では6%)を破ろう!
教会数が、日本のコンビニの店舗数(約40,889店舗)のように生み出されることを願い
まず最初の段階として

「ここから」クリスチャン人口1% 教会数8,000教会から、

「あそこに」クリスチャン人口10% 教会数40,000教会へ移れ!と祈っていきましょう。

教会増殖ネットワークは、日本中に福音を満たし、神の家族共同体を生み出し続けていくための、助けあい、励ましあいのネットワークです。ぜひ皆さんの地域でもチャレンジしてみませんか。

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